参加者との交流、バイクへの情熱
今回のライディングスクールでは、休憩時間を利用して何人かの参加者とじっくり話す機会がありました。
こうした交流は、技術だけでなく、バイクへの思いを改めて感じる貴重な時間です。
横浜ナンバーのGSR750オーナーとの対話
まずは、顔馴染みの同じ横浜ナンバーでSUZUKI GSR750に乗る方と談笑。
普段どこで練習しているのか尋ねると、やはり練習場所の確保には苦労されている様子。
「神奈川にはこうした練習場所が本当に少ないよね」と意見が一致し、練習環境の厳しさについて共感し合いました。
一見物静かなその方ですが、バイクへの情熱は人一倍。
今回の参加者の中でも三番目に速いタイムを記録しており、滑らかで無駄のない走りは非常に印象的でした。
改めて「スムーズな走りこそが速さにつながる」ということを実感させられました。

圧倒的な速さ、理想の走りに触れて
さらに、今回の参加者の中で最速と思われる方とも話すことができました。
愛車はSUZUKI SV650。
実は3年以上前、茨城県かすみがうら市で開催された有料練習会でお見かけしたことがあり、その時の圧倒的な走りが強く印象に残っていました。思い切って声をかけてみたところ、とても気さくな方で、走りのスタイルも理想的。
スロットル操作の繊細さ、的確なライン取りとブレーキング。
休憩中もリアサスペンションやタイヤの空気圧チェックを細やかに行い、愛車へのこだわりが感じられました。
意外にも車両はほぼノーマルで、ギア比やタイヤのみ自分の好みに合わせて調整しているものの、サスペンションやマフラー、ブレーキは純正のままとのこと。

「速さは乗り手次第」――心に残る言葉
「バイクは多少手を加えても走りはほとんど変わらない。速さは結局、乗り手で決まる。」
SV650の方が語るその言葉には、深い説得力がありました。
実際に速さと余裕のある走りを見せてくれるからこそ、その言葉がより一層胸に響きます。
続く。