スラロームマニア 竜ヶ崎ステージ(今回初)に参加して その4

バイク練習会

元白バイ隊員OBの指導が受けられる本格派ライディングスクール「スラロームマニア」に参加し、その体験レポートをお届けします。

今回は「スラロームマニア」初の竜ヶ崎のステージとなります。

前回の続き

午後の部、傾斜走行操縦競技の始まり

昼の休憩を終え、午後からは毎度恒例となっている「傾斜走行操縦競技」がスタートします。  

この競技は、言わば**コーススラロームのタイムトライアル**。

参加者それぞれが、設定されたコースをいかに速く、そして正確に走り抜けられるかを競います。  

プラクティス中の私

コース試走と慣熟走行  

まずは試走。慣熟走行をしながら、コースの構成や路面の感触を頭と体で覚えます。

準備が整ったところで、主催者から集合の合図が。  

今回はコースの途中に**回転(360度ターン)**を組み込み、右回り・左回り双方をそれぞれ異なる指定ポイントで行うという設定。

主催者から、回転の方向とポイント位置が丁寧に説明されます。  

説明後は、追加された回転を織り込んだ練習再開。  

最初の試走では、私の前走車が最初の回転ポイントで立ち往生するトラブルが発生。

やむなく私は回転を省略して通過せざるを得ない場面もありましたが、その後は順調に練習を積み重ね、徐々に体を馴らしていきました。  

苦手な回転(360度左回り)を行う私

過去の失敗からの意識  

前回参加時、タイムトライアル本番で回転を失敗し、まさかの失格――そんな苦い過去があります。  

だから今回は、最悪でも**完走**を目標に。

もちろん、タイムにもこだわりたいところですが、まずは冷静に走り切ることを最優先に臨みます。  

いよいよ本番へ  

練習終了の合図が響き、会場には少し緊張感が広がります。

主催者の手元からタイムトライアルの**出走順**が告げられ、いよいよ午後の勝負が始まろうとしていました。  

走りを見つめ直す時間

タイムトライアルの出走順は、参加者のスラローム計測タイムによって決められるという形式でした。

遅い方から順に走るため、最速の人が最後の出走となります。  

私は全27名の中で自分が下位だろうと予想していましたが、その通り7番目のスタートとなりました。

スタート前の緊張とルールの重み

出走直前には、コース内の“8の字セクション”で体を慣らし、スタート地点に立ちます。

ルールでは右後方確認をしてからのスタートが必須で、これを怠ると3秒加算。

またパイロンへの接触もタイム加算の対象です。

そして回転方向の誤り、転倒すれば即失格。

簡潔ながら厳格なルールです。

思うように乗れなかった自分の走り

走り出しはまずまずでしたが、ライン取りが甘く、スピードに乗せられない。

苦手な回転も攻めたつもりでしたが、結果は27台中20位。

1位は以前紹介させていただいたSV650を駆るライダーで、パイロン接触があったにもかかわらず圧倒的な走り。

私のタイムはその方から15%遅れという数字でした。😅

1位 SV650の走り(とにかくとても速い!)

上位陣との走りの差

翌日、主催者が撮影してくれた追走動画を見返しました。

上位陣はターンの切り返しの速さとスピードの乗り方が段違い。

それ以上に衝撃的だったのは、脱輪すれすれの道端ギリギリを通り、最短距離で直線を稼ぐライン取りです。  

私は安全圏を残す走りばかりで、その攻め方は到底真似できません。

しかし、研究すべき価値がある、と強く感じました。

2位 XSR900の走り(道端ギリギリの走りが凄い!)

身体づくりも課題

今回、体幹の強いライダーたちの走りを間近で見て、特にターン時の俊敏な切り返しに驚かされました。

年齢を重ねた身として、技術だけでなく身体づくりも重要だと認識させられました。

練習の締めくくりと次回への意欲

「傾斜走行操縦競技」が終了した後の30分間は、残るエネルギーをフリー走行に費やしました。

程よい心地よい疲労感とともに、今回のスクールは終了。  

次回は10月中旬に同スクールが予定されています。

可能な限り参加し、さらに一歩前へ進みたいと思います。

精進します!
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